二人は美術館を出て、
食事に行くことにした。
彼がよく行くという小料理屋。
「こんなところで、すみません。
おしゃなお店を知らなくて。」
と彼は謙遜したけど、
清潔感があってお料理もおいしい。
お客さんもうるさくない。
彼らしい、いいお店だった。
お互いのことをなにも知らない二人は
何を話したらいいのか分からない。
「今日の画は気に入っていただけましたか?」
「ええ。とても。」
そんな簡単な会話だけ。
なかなか続かない。
彼のこと何も知らない。
何を話したらいいんだろう。
35年も生きてきて、
気の利いた会話ひとつできない。
もっと上手に話せたらいいのに。
〈iyokanからのお願い☆〉
読んでいただいて、ありがとうございます。
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