恋なんていらない!(3)

洋子は医者の妻となった。

夫は45歳で、洋子を必要としてくれている。

経済的にも何不自由ない暮らしだ。

しかし子供はできない。

医者に行くと洋子は子供ができにくい体だと言う。

不妊治療を始めるが、

体はだるいし、毎日不安でたまらない。

むなしさもつきまとう。

洋子は時々考える。

あのとき年下の彼と付き合っていたらどうだっただろう。

毎日笑って暮らしていただろうか。

私は私でいられただろうか。

彼の笑顔を思い出すと、すこし心が暖かくなる。

それが今の洋子にとって一番幸せな時間だ。


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